(重要文化財)
当山の御本尊は、建久六年(1195)尾張の僧定尊が、秘仏である信濃善光寺の前立仏として造立したものです。定尊は、如来の夢の告げを得て勧進に行脚し、四万八千余人もの寄進を得たといわれます。
 本像は、いわゆる一光三尊式善光寺如来像の中では、在銘最古、かつ例外的に大きな等身像として著名です。善光寺の御本尊は、仏教伝来とともに将来された、生身すなわち、実際に生命が宿っている霊像として深く信じられておりました。しかし、絶対の秘仏のため、拝むことはできません。そこで、鋳造されたのが、本像であると考えられ、文化史的にもたいへん貴重な存在といえます。